​花本　幸枝

今までのシニア、シルバーとは違う価値観を持った60代女性は、大きなマーケットとなる可能性があります。

​にも関わらず、見落とされているターゲットです。

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近年、「グレイヘアスタイリスト」として、同世代の女性たちにお話しをすることが増えました。

彼女たちを知れば知るほど、そこに大きなマーケットを感じます。

まず美しい。決して若作りをしているわけではありませんが、前向きで好奇心が旺盛なので、若々しく見えます。

まだまだ自分の可能性を信じ、今を楽しみたいと思い、行動しています。

そこには従来のシニアの「余生」という感覚は全くありません。​

６０代の女性といえば、孫にお金を使い、終活のために断捨離をして「丁寧に暮らす」と思われていますが、それは一部の方々ですあり、過去のイメージです。

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20代にバブルを経験した彼女たちは、

消費による満足感を得るために、どの世代よりも多くの消費をしてきました。

モノを買うことで自分のステージを上げてきた世代です。

彼女たちにとって消費とは、単なる所有ではなく、自己実現、自己肯定感を得るためのものです。

 

新しい60代は、親の介護を経験しつつ、人生を楽しむのは「今」だと実感しています。

彼女たちの消費意欲の高さに対して、適切な商品開発、売り場開発、サービス開発がされていません。

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彼女たちが最も消費したのが、ファッションです。

ファッションがその人となりを表す時代でしたから、何よりオシャレかどうかが重要でした。

これほどファッション消費をしてきた世代が、初めてシニアに足を踏み入れます。

様々なファッション消費をしてきたこの世代は、その経験値の高さからアプローチの難しいターゲットとなっています。

今まで「シニア」と括っていたターゲットとは、明らかに違う女性たちです。

だからこそ、今までタブーとされてきた「白髪」までもファッションに変えてしまうのです。

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彼女たちは、「シニア女性って、こんなもんでしょう」という商品を一瞬で見極めてしまいます。

なぜなら、「実感と違う」からです。

逆に、この「実感からくるニーズ」を満たしてくれる商品情報に対しては、驚くほどの反応を見せてくれます。

新しいシニア世代へのアプローチは、「機能」でも「ファッション」でもありません。

自分たちが信じる情報発信者からの、実感を伴った生の情報です。

 

どの世代よりも多くのモノ、コトを消費した経験値をもつ消費のプロです。

その彼女たちは、「老いを認めて、素敵に生きる」という新たな価値観で消費を始めます。

そのために重要なのは「実感」であり「共感」です。

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今までのシニアとは全く違う価値観と嗜好性です。

彼女たちの共感を得ることができれば、大きなマーケットとなるでしょう。

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最後の金脈と思われる、「新しい60代マーケット」に向け、

いち早く開発をすることをお勧めし、実感マーケティングのサポートさせていただきます。